寿三郎×華美装飾部屋
一日一美術館
けっこう大前提なお話としたかったんですけど
なかなか難しい世の中になってきまして
なのでそれをあえてやぶって薬師寺展のあとに行ったのが
目黒雅叙園の『源氏物語×百段階段』展
前からここの百段階段には非常に興味がありまして
写真でも良い感じと思っており
ちょうどタイミングよくのイベントがあったので便乗です。
今年は源氏物語が記録上で一千年という年なんだそうで
それの関連事業として今回のイベント。
優美な世界を見せる場所としてタッグを組んだようです。
その世界を彩るメイン処として今回展示されたのが
人形作家辻村寿三郎氏の以前発表した源氏絵巻縁起の展示
個人的にも好きな方なので絶好の機会というわけです。
まずは百段階段ですが
坂に作られた部屋を繋ぐ廊下が長い階段になっており
その長さから百段階段ということらしく
むしろメインとなるのはその部屋ということになります。
各部屋の凄まじいまでの装飾は優美というより華美に近く
押し寄せるという表現の方がいいのかもしれません。
この部屋を昔は料亭として使い、遊びに興じていたのだとか。
ホントすごい装飾で芸者などが舞ったとして
この部屋に勝つというのはけっこう難しいとさえ思えるような色遣い。
浮世離れと言えばそうですが、ゆっくり落ち着いてという感じとは違った方向なんですよね。
どんな時にどんな人が遊んだのか詳しく聞いてみたくなりました。
ただ、窓から外は眺めない方がいいですね。
昔は窓から見える外の景観というものもその部屋の意味を持たせていたものですけど
その点は完全に無視されている点が至極残念なところでした。
個人的にはこちらがメインといいたくなったのが
辻村寿三郎氏の人形たち
細部にまで作り込まれた細かい人形たちが
その作品の世界観をうまく立体化させているのではないでしょうか?
惜しむべくは私自身が源氏物語に詳しくないところ。
大体のストーリーは知っていても詳しくというところまではなので
出来の良さと場面説明が一文あるのはありがたいところでした。
ですが、それ以上はなんともし難く
だからこそ単純に人形の出来に目をこらす結果ともなったんですが。
上の階層では他の作品も飾られ
なぜか戦国武将の人形たちが立ち並んでいまして
これは分かるのでもうウハウハでしたw
伊達政宗の黒揃えの鎧装束や犬千代の勇ましさもいいんですが
女性の造形も寿三郎氏特有のふくよかさのあるところなど
時代考証的なうまさと重なり心揺さぶられました。
大政所や北の政所などこれだなという感じ。
完全にサプライズとして一番の驚きは目黒雅叙園の正面玄関
入ってすぐにお出迎えされていたのが新八犬伝の面々!!
もう大感動でして、こんなところで玉梓が怨霊に会えるとは!
ジュサブロー氏というばこれですよ。
他には犬川額蔵、犬田小文吾、旦開野(あさけの)、里見義実、伏姫、網乾左母二郎、
そして玉梓
これだけの面子が一同に飾られるというのはちょっと珍しいところだと思います。
特に映像で見られなかったあさけのが見られるとは。
やはりジュサブロー氏の時代劇人形はいいですね~。
そんなわけで最初に意識が全部八犬伝に連れていかれてしまいました。
こちらは無料で見られますのでこれだけでも足を運ぶのもいいでしょう。
もちろん今回のイベントに入るのが一番。
百段階段は常時公開ではありませんし
一度見ておきといいと思いますよ、目黒雅叙園も含めて。
百段階段は撮影不可なので写真は目黒雅叙園内。
これだって十分すぎるほどすごい装飾でしたよ。
他の結婚式場とかもこんなものなの?
けっこう大前提なお話としたかったんですけど
なかなか難しい世の中になってきまして
なのでそれをあえてやぶって薬師寺展のあとに行ったのが
目黒雅叙園の『源氏物語×百段階段』展
前からここの百段階段には非常に興味がありまして
写真でも良い感じと思っており
ちょうどタイミングよくのイベントがあったので便乗です。
今年は源氏物語が記録上で一千年という年なんだそうで
それの関連事業として今回のイベント。
優美な世界を見せる場所としてタッグを組んだようです。
その世界を彩るメイン処として今回展示されたのが
人形作家辻村寿三郎氏の以前発表した源氏絵巻縁起の展示
個人的にも好きな方なので絶好の機会というわけです。
まずは百段階段ですが
坂に作られた部屋を繋ぐ廊下が長い階段になっており
その長さから百段階段ということらしく
むしろメインとなるのはその部屋ということになります。
各部屋の凄まじいまでの装飾は優美というより華美に近く
押し寄せるという表現の方がいいのかもしれません。
この部屋を昔は料亭として使い、遊びに興じていたのだとか。
ホントすごい装飾で芸者などが舞ったとして
この部屋に勝つというのはけっこう難しいとさえ思えるような色遣い。
浮世離れと言えばそうですが、ゆっくり落ち着いてという感じとは違った方向なんですよね。
どんな時にどんな人が遊んだのか詳しく聞いてみたくなりました。
ただ、窓から外は眺めない方がいいですね。
昔は窓から見える外の景観というものもその部屋の意味を持たせていたものですけど
その点は完全に無視されている点が至極残念なところでした。
個人的にはこちらがメインといいたくなったのが
辻村寿三郎氏の人形たち
細部にまで作り込まれた細かい人形たちが
その作品の世界観をうまく立体化させているのではないでしょうか?
惜しむべくは私自身が源氏物語に詳しくないところ。
大体のストーリーは知っていても詳しくというところまではなので
出来の良さと場面説明が一文あるのはありがたいところでした。
ですが、それ以上はなんともし難く
だからこそ単純に人形の出来に目をこらす結果ともなったんですが。
上の階層では他の作品も飾られ
なぜか戦国武将の人形たちが立ち並んでいまして
これは分かるのでもうウハウハでしたw
伊達政宗の黒揃えの鎧装束や犬千代の勇ましさもいいんですが
女性の造形も寿三郎氏特有のふくよかさのあるところなど
時代考証的なうまさと重なり心揺さぶられました。
大政所や北の政所などこれだなという感じ。
完全にサプライズとして一番の驚きは目黒雅叙園の正面玄関
入ってすぐにお出迎えされていたのが新八犬伝の面々!!
もう大感動でして、こんなところで玉梓が怨霊に会えるとは!
ジュサブロー氏というばこれですよ。
他には犬川額蔵、犬田小文吾、旦開野(あさけの)、里見義実、伏姫、網乾左母二郎、
そして玉梓
これだけの面子が一同に飾られるというのはちょっと珍しいところだと思います。
特に映像で見られなかったあさけのが見られるとは。
やはりジュサブロー氏の時代劇人形はいいですね~。
そんなわけで最初に意識が全部八犬伝に連れていかれてしまいました。
こちらは無料で見られますのでこれだけでも足を運ぶのもいいでしょう。
もちろん今回のイベントに入るのが一番。
百段階段は常時公開ではありませんし
一度見ておきといいと思いますよ、目黒雅叙園も含めて。
百段階段は撮影不可なので写真は目黒雅叙園内。
これだって十分すぎるほどすごい装飾でしたよ。
他の結婚式場とかもこんなものなの?
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