珠礼堂

行動力上昇手助け日記

ソニービルの東日本大震災広告

解体間近となってきたソニービル。
多くの広告があのビルに掲げられました。
そのビルに先日掲げられていたYahooの広告。
これがSNSなどで話題になりました。
それは東日本大震災についてのイメージ広告。
東日本を襲った津波が銀座で起きたらこの高さになる。
それを教える赤い一本の横線が引かれた広告でした。
これは非常に強いインパクトを与えるものでした。


被害などを伝える手段としてよく使われるのが数字です。
「津波は10mでした。」
では、その10mとはどれくらいの高さなのでしょう?
多くの人がイメージするのに考えを窮することでしょう。
そんなときに必要となるの比較対象物です。
「10m、ビルだと3階あたりまで到達しました。」
こう言えば、なるほどと理解しやすくなるわけです。
今回の広告をまさにこれを視覚化したもので
明確に具体化したことで多くの人がこの広告に関心を持ったわけです。

実は葛飾区にもこれに似たものがあります。
葛飾区はゼロメートル地帯であり、ひとたび荒川、江戸川の堤防が決壊すれば
たちまち水に満たされる街となるわけです。
そうなった場合、どの高さにまで水が満ちるのか
その視覚化が電信柱に赤い線で一本引かれているのです。
CIMG0237.jpg
 CIMG0239.jpg
これを見るとどうにもならんのだなと思います。
と、同時に対応策も具体的に浮かぶことが可能です。
これは恐怖心を促すものではなく、注意を喚起する、イメージさせる大切な掲示です。
これを掲示してくれている行政の手法は素晴らしいことだと思っています。

銀座もほぼゼロメートル地帯でありそんな低い土地だとどこまで津波が来るのか。
津波とはどうなることなのか。
映像CGなどで作られたものもありますが
やはり現実にあるものに付けられるとその意識は段違いに強く感じます。
今年で6年となった東日本大震災。段々と過去になっています。
人は忘れるべきもの。忘れるからこそ先に進めると私は思っています。
ただ、思い出すべきものがあるということも思っています。
毎年同じように追悼ではきっと前者、忘れるべきものになってしまうでしょう。
後者にするために今回のようなアイデアは必要になるはずです。
伝えることに変化を持たせ、新たな気付きをもって過去の記憶を呼び起こさせる。
その変化の手段と手法、これは広告アドバイザーの腕の見せ所であり、
1年かけて見つけていって披露していただきたいものです。
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以前使ってた場所ですが
一応残してあるので。
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