珠礼堂

行動力上昇手助け日記

ヘラ台新調

何をするにも作業台というものは必須の道具です。
専用の作業台があるからこそ可能な作業というものが存在します。
和裁にもそれなりの作業台というものが必要です。
今回はそんな和裁の作業台新調のお話です。

和裁で特殊な作業台が必要となるのは生地に印を付けるとき。
身長ほどある長い生地をそのまま置いて印をつけないといけません。
つまり、えらく長い作業台が必要となります。
これは俗にヘラ台という名称で呼ばれています。
ヘラ台の素材として使われるのは木製と紙製のものがあり、
木製は一枚板、紙製は屏風のようなもの。
どちらも買うと高いわけです。
それでいてある程度使うとこんな感じに印の凹みが残って使えなくなるものです。

これはどんなに硬い素材でも避けられません。
だから高いものを買っても買い替えは必要なのです。
だったら安いものを買い替えていった方が作業としてはいいと考えます。
なので金かけずにお手軽に作りましょう。


必要なもの。


合板2センチ
ネル素材の生地
平画鋲
(合板1.5センチ)
(椅子2脚)
(角のクッション材)
(両面テープ)


最安値バージョンなら5000円程度で揃えられます。
上位版はうまくやりくりすれば総額1万5千くらいでいけるでしょう。


まずは最安値バージョンです。

合板をDIYショップで購入。表面に凹凸がすごいものもあるので
そこは品を見定めてください。
凸凹しているの避けましょう。
それを180×55センチで切ってもらいましょう。
角は出したままです。
CIMG0171.jpg

ネル素材の生地は合板を覆えるくらいの大きさのものを用意します。
合板から+片側10センチくらいの大きさで裁断。
端の処理は必要ありません。
CIMG0173.jpg

ネル素材を起毛側が下になるようにして広げます。
その上に合板を置きます。
生地を合板を包むように織り込んでいきます。
固定には平画鋲で押さえていきます。
CIMG0176.jpg
CIMG0177.jpg

ひっくり返してネル生地にシワが出てないか確認します。
これで完成です。
CIMG0178.jpg
作業するときは地面に置く感じでの作業となります。


私は常設の机として兼用するのでここに手を加えていきます。
仮に上位版としましょう。

まず土台となる椅子を2つ用意します。
椅子と書きましたがカラーボックスでもいいし頑丈なダンボールだっていいんです。
必要なのは高さが同じ丈夫な土台を2つということです。

合板は2枚。
中空になるのでその補強とネル生地がたるんで引っ掛けないための2枚重ねです。
薄い方で先程の工程をします。
椅子の上に厚い合板を置きます。
その上にネル生地を張った薄い合板を置きます。
CIMG0180.jpg
CIMG0181.jpg

角が危ないので下の厚い合板の角にクッション剤を貼ります。
両面テープで貼る程度で十分。
CIMG0184.jpg
これで上位版の完成です。

大きいものなので使わないと邪魔でしかないんですが、
実は必須なものだったりします。
素材を軽くしたり、取手をつけてみたりと、片付けやすいように工夫したり
今回書いたものはあくまで最低限のことで、他にも工夫の余地があると思います。
これを基礎として自分の部屋にあったアレンジをしてみるのもいいでしょう。
つか、いい方法があったら教えてほしいです。
身長よりでかい板が部屋を専有しているのはなかなかの圧迫感ですからね。
スポンサーサイト

和裁教室33作目「女性もの、単衣の正絹長着」

和裁教室33作目
女性もの、単衣の正絹長着です。

CIMG3402.jpg
これで長着は何枚目でしょう?
これだけの数をこなしても女性ものにはまだ不安があります。
女性ものは自分が着るものでもなく、また着てくれるテスターがいないので
これでいいのか、どこかに不具合があるのではという気持ちになります。
また作っても誰も着てくれないというのは
モチベーションが下がります。
やはり作ったからには使ってほしい。そういうものですから。
その点でいえば今回のは大きく違います。
初めて寸法を教えてくださった女性がいました。
今まで教えてほしいといっても断られるばかりだった私に
やっとチャンスを与えてくださいました。
こんなにうれしいことはありません。
こんな私にもそんな優しい哀れみをくれる女性がいた幸せを感じています。

それに応えようと必死でがんばってみましたが
私の腕の甘さを痛感しました。
採寸からの寸法出し、印付けの曖昧さ、正絹生地の不慣れさ。
人にあげられるものとはほど遠いものになってしまいました。
もっと精進しないと。
まずは女性の縫い方を完全にマスターして
次に正絹の柔らかさに対応できる
縫ったところが一枚の布のような、しわやよりの無いものに仕上げたい。
そうした時、やっと寸法をくださった女性に顔向けでできるのだと思います。
とにかくも回数をこなさねば。

和裁教室32作目「単衣の正絹長着」

和裁教室32作目
単衣の正絹長着です。
教室では長襦袢に続いて正絹2作目となります。
そして付け下げです。


付け下げっていうのは柄が表と裏で続いて一枚に見える奴ですね。
まず最優先されるのは柄の位置
寸法はそれにあわせていくという、今までとはちょっと逆の流れで作られます。
そして結果ですが……失敗だぁー!
140928-2.jpg
ズレてるー!
もっと流れるようにしないといけないのに、ガクンと位置が微妙にずれてます。
女性ものの基礎ができていない証拠です。
もっと女性ものを縫って慣れないとこういう失敗が続くわけですよ。

そしてもう一つ、正絹の柔らかさにへろへろです。
縫い目の浮き沈みが残念すぎる。
140928-3.jpg
もっと慎重に縫わないといけないのに
木綿やウールと同じように縫った結果がこの様です。
一気に難しくなるといわれていたのに。
正直甘く見てました。気がついたら修正がきかないところにまで。
今度は一度しつけ糸で塗ってから本縫いを心がけないと。
この正絹のたわみを解消しないと袷などまだまだ先です。
長着でこれだとしたら長襦袢なんて………。

男きもの専門店 SAMURAI

銀座大通り、歌舞伎座の向かいに目を向けると珍しい文字に出会いました。
「男きもの専門店」
男きもの専門店 SAMURAI さんです。
記憶では男性のみの着物店は浅草にある古着のお店だけと思います。
4月にオープンした意欲的な専門店の誕生です。


正直着物ってマジ買いにくいと思うんですよ。
「なんでオールインワンでの価格表示しないの?
裏生地代あってなんて当たり前じゃないの?
もしくは無しでもいいの?
仕立て代別なんて文化、いつの時代だよ。」
完成してない反物だけ見せて
そこからどんどんプラスされてって
最後のトータル価格はもう詐欺まがいに感じるでしょう。
そういうつらつらの不満に対応すべく
ここの表記はすべて出来かがった時の価格。
だから価格でいけると思ったら
そこから自分が欲しい色などを見ていくという
今の時代に則した販売方式です。
こう書かないといけない呉服業界の悪辣な環境が嘆かわしいところですけど。

そしてその価格も実は相当リーズナブル。
きもの、羽織、帯、長襦袢で仕立て込み147,000円(税別)
あとは下着と足袋と下駄があればいいだけです。
浅草なんかだと足袋1500円、下駄4000円くらいかな?

実際私が昔買った古着のそれなりにいいものは羽織と着物と帯で15万でした。
同額で長襦袢付の新品となれば
たぶんどこも同クラスのものでは太刀打ちできないでしょう。

閉鎖的呉服業界に一石を投じる時代に則した販売システム。
もし着物が欲しいという男性に相談されたら
ここを候補の1つとして勧めるかもしれません。

C86浴衣

コミケの話ししておかないと。
私はいつもどおり、着る機会がコミケだけになってしまった浴衣です。
今回は2枚制作
どちらも女性の古着を仕立てなおしました。
一枚はツバメのつがい柄
シックな紺です。生地はけっこう良さげなんですよね。着心地もよかったいです。


2枚目は初の白基調。「すけすけじゃね?」
なんて懸念もありますけど、そんなことはないんですよ。
生地はあまりよくないのと、袖丈がちょっと足りないのが残念仕様でした。
錆なのかな?汚れもあったんですけど
出来る限り目立たない位置に移しておきました。
汚れも目立つのであまりコミケには不向きなのかな。
140829-2.jpg


こうやって作るけど一度着たらそれで廃棄とかしていかないと
どんどん増えるばかり。
今度Twitterであげますしてみます。

 | HOME |  »

Appendix

管理人:ジャマ

管理人:ジャマ

いらっしゃいまし。
珠礼堂(じゅれいどう)へようこそ。
個人的日記ですが
日々の一役になれば幸いです。

以前使ってた場所ですが
一応残してあるので。
旧珠礼堂

Jamasanをフォローしましょう

My status
Skype名: yama3ss

FC2Ad

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks